mruby/c(エムルビー・スラッシュ・シー)は、プログラミング言語「Ruby」の高い開発生産性と可読性の特徴を引き継ぎつつ、プログラム実行に必要なメモリ消費量がmruby(組込み向け軽量Ruby)より少ない開発言語です。小さなワンチップマイコンでも動作するように開発しており、センサーネットワークやウェアラブルデバイスなどの小型端末のソフトウェア開発、既存デバイスへのDSL追加に適しています。
「mruby/c」は、しまねソフト研究開発センターと国立大学法人九州工業大学(田中和明准教授)との共同研究によってオープンソースとして公開しています。「mruby/c」のソースコードはGitHubからダウンロードできます。
mruby/cの特徴
「mruby/c」は、プログラミング言語「Ruby」の文法に基づいており、簡潔な文法によって高い開発生産性・表現力を備えています。また、プログラム実行時に必要なメモリ消費量が40KB程度で動作するよう小型化しており、ワンチップマイコンでも実装できます。さらに、OSなし(Non-OS)でも複数のRubyプログラムを同時に実行することができるため、複数のプログラマが並行して開発することで、開発期間の短縮と柔軟な機能変更を可能にします。
これらによって、Webアプリケーション開発からマイコンを用いた組込み・IoTシステム開発に至るまで、全て「Ruby」で実現できます。
お知らせ
mruby/c 3.3.1をリリースしました
mruby/c 3.3.1を公開しました。(詳しくはリリースノートをご覧ください)
https://github.com/mrubyc/mrubyc/releases/tag/release3.3.1
mruby/cのPIC24へのポーティング手順公開について
Microchip Technology社製PIC24シリーズへのポーティング手順を作成しましたので公開しました。
こちらからダウンロード可能です。
mrubyコンパイラ
mruby Stable版v2.0.1 Windows版(コンパイル済バイナリ)です。
こちらからダウンロード可能です。