ITOCでは「県内IT企業のための異業種訪問 “直接現場に行ってビジネスの種を探そう!”」と題し、島根県内の様々な業種の企業にご協力をいただきながら、IT企業が実際に現場に訪問しお話を聴く機会を設ける取組みを行っています。このたびは協和地建コンサルタント株式会社様にご協力いただき、IT企業による異業種訪問を開催しましたので報告いたします。

目的

県内IT企業が様々な業種の現場における課題等を知ることを通じて、自社サービス開発やソリューション提供といったビジネスに役立てるきっかけを提供すること。
また、ご協力いただいた企業等においても、事業を営む上で感じている日々の悩みや現場における課題解決に向けて、ITの活用を含めたヒントを得ていただくこと。

協力先

協和地建コンサルタント株式会社

≪ご紹介 ≫

地質調査、温泉・水源開発、斜面防災対策、地熱・地中熱活用などの事業を通じて、安心して暮らせる地域づくりに貢献し、
島根に必要とされている企業であり続けることを目指し事業を展開されています。

現場見学の対象である「地質調査」では、地域に精通し、土地勘を持った経験豊かな技術者が、60年を超えるノウハウの蓄積を生かし、ボーリング調査から土質試験まで、迅速で信頼度の高い成果を提供されています。

開催日時・場所

日 時:令和4年12月13日(火)13:30~16:00

開催地:協同組合島根県土質技術研究センター(松江市北陵町41)

参加者

県内IT事業者(2社)、島根県技術管理課、島根県建設技術センター及び島根県産業技術センターからご参加いただきました

当日の様子 

説明者

 オープニング。
 石倉社長より、会社紹介、事業概要説明、安全・安心な職場
 づくりの実践事例をご紹介いただきました。

 

開催風景1

 工務部 井上次長には、ボーリングで採取されたコア(成果物)
 や、ボーリングで実際に使用されるツール類をお持ち込みい
 ただき、地質調査の業務内容をご紹介いただきました。

 

開催風景2

 続いて、実際に地質調査が行われている現場に伺い、地質
 調査の一連の作業内容を見学させていただきました。

 

開催風景1  再び会場に戻り、意見交換を実施。
 報告用に作成されている日報を活用してノウハウを蓄積する
 方法、現場と会社間のコミュニケーションツール使用状況、
 遠隔臨場のための進捗見える化の方法、技術継承の効率化
 などをテーマに、様々な意見交換がなされました。

参加者の感想等

  • 地質調査の実際の作業現場の様子や、水源開発・斜面防災対策・地熱や地中熱の利用など、普段は関わりのない業種の業務概要や、課題などを知る機会になってよかった。
  • 参加企業が少なく、具体的な提案が期待できないと感じた。地質調査現場の技術伝承をITを活用して分かりやすい形で実現できるようにしたい。
  • 自社において日報に作業で困難だった事例を記載するようにし、データ化や共有に取り組んでみたい。また、掘進作業における回転数・送水量・油圧等の見える化に取り組んでみたい。

今後

ITOCでは、今後も「IT異業種訪問」として様々な業種を対象にした同様のイベントを適宜企画してまいりますので、
奮ってご参加くださいますようお願いします。今後のイベントの内容・スケジュール等については、適宜ホームページで
ご案内します。

お問い合わせ先

公益財団法人しまね産業振興財団 しまねソフト研究開発センター(ITOC) 担当:内部・石川
〒690-0826 島根県松江市北陵町1 テクノアークしまね2F
TEL:0852-61-2225 FAX: 0852-61-3322 itoc@s-itoc.jp