開催報告 地域商社×IT「IT企業のための異業種訪問」
ITOCでは「県内IT企業のための異業種訪問 “直接現場に行ってビジネスの種を探そう!”」と題し、島根県内の様々な業種の企業にご協力をいただきながら、IT企業が実際に現場に訪問しお話を聴く機会を設ける取組みを行っています。このたびは株式会社吉田ふるさと村様にご協力いただき、IT企業による異業種訪問を開催しましたので報告いたします。
目的
県内IT企業が様々な業種の現場における課題等を知ることを通じて、自社サービス開発やソリューション提供といったビジネスに役立てるきっかけを提供すること。
また、ご協力いただいた企業等においても、事業を営む上で感じている日々の悩みや現場における課題解決に向けて、ITの活用を含めたヒントを得ていただくこと。
協力先
株式会社吉田ふるさと村 様
≪ご紹介 ≫
株式会社吉田ふるさと村は自然の恵み豊かな奥出雲の山あいに位置し、JA、商工会、森林組合などの団体のほか、
多数の村民の共同出資により1985年に設立されました。
無農薬栽培のお米や野菜が主原料の安全な食品作りをモットーとする農林産物の加工・販売を中心に、管工事や簡易水道の管理、
村営バスの運転などを行う一方、「日本たまごかけごはんシンポジウム」の開催や各地で開催されるイベント参加などにより、
吉田町のPRにも大きく貢献されています。
開催日時・場所
日 時:令和5年3月16日(木)13:30~15:30
開催地:吉田農村環境改善センター
参加者
県内IT事業者(5社)にご参加いただきました。
当日の様子
オープニング。
吉田ふるさと村様からは、高岡代表取締役をはじめ、各事業部の責任者の方にもご出席いただきました。 |
事務所、加工場へ移動し見学させていただきました。
農産加工品の加工場(奥)を見ながら業務内容をお話しいただきました。
(卵かけご飯専用醤油 おたまはんのラベル貼付け作業)
(生産指示、在庫数管理、情報伝達用のホワイトボード) |
見学後は質疑応答と意見交換会を実施。日頃感じていらっしゃる課題の深堀りやITの活用を含め、課題の解決方法を探りました。
吉田ふるさと村様には参加者からの質問、意見について一つひとつ丁寧にご回答いただきました。 |
参加者の感想等
- IT活用に関する様々な具体的な課題をお話いただき、さらには実際に現場も見せていただいたことで
抱えておられる課題がよくわかった。 - 意見交換させていただく中で、システムの利便性よりも、企業内にITを浸透させるためのノウハウのほうが
喜ばれるだろうと感じた。 - お客様の事業別の問題点や課題などを聞けた。また一般的に多い課題である点などを改めて認識できた。
- 似た悩みを持っておられる企業様が多いと感じた。
- 現場とのギャップ、特に地方の中でも都市部ではない地域の観光を一つの主要事業とする企業様とIT業界との
情報やリテラシーにおいてのギャップを確認できました。また、現場が課題をきちんとご認識されていて
経営者もご理解されていた。 - 実際の企業の声がきけて、悩まれている深度が知れて良かった。
今後
- 今回ご協力いただいた吉田ふるさと村様の課題解決に向け、取り組む意向のある参加者と具体的な取り組みを推進します。
- ITOCでは、今後も「IT異業種訪問」として様々な業種を対象にした同様のイベントを適宜企画してまいりますので、
奮ってご参加くださいますようお願いします。今後のイベントの内容・スケジュール等については、適宜ホームページで
ご案内します。
お問い合わせ先
公益財団法人しまね産業振興財団 しまねソフト研究開発センター(ITOC) 担当:内部・石川
〒690-0826 島根県松江市北陵町1 テクノアークしまね2F
TEL:0852-61-2225 FAX: 0852-61-3322 itoc@s-itoc.jp