開催レポート「次世代の収益源獲得にむけた”DX”~長崎県DX挑戦者による成功と失敗~」
令和6年7月8日(松江会場)、9日(益田会場)と「次世代の収益源獲得にむけた”DX”~長崎県DX挑戦者による成功と失敗~」を開催しました。
当日は、松江会場16名、益田会場17名にご参加いただき、みなさまの事業創出への意気込みが感じられるセミナー・ワークショップとなりました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
日時
令和6年7月8日(月) 16:00~(松江会場)
令和6年7月9日(火) 16:00~(益田会場)
会場
松江会場:縁雲(enun) (島根県松江市西茶町40-1)
益田会場:益田市立保健センター (島根県益田市駅前町17番1号)
講師
大森 充 氏 (株式会社日本総合研究所 上席主任研究員)
- 京都大学大学院経営学修士課程修了。
- 米国シリコンバレーのAIスタートアップ日本法人代表を兼務した経験を持つ。
- 現在はESG/SDGsを考慮した経営戦略・事業開発のコンサルティングに従事。
パネリストと経歴
高木 隆太郎 氏 (麺也オールウェイズ 代表取締役社長)
- 大学時代のラーメン店でのアルバイトをきっかけに29歳で「麺也オールウェイズ」を創業。
- 長崎で4店舗を運営し、EC事業も展開。
- 九州ラーメンWalkerで2年連続総合1位を獲得し、2023年には殿堂入り。
原 竜一 氏 (株式会社リブーン CEO)
- 長崎大学大学院経営学修士課程修了。
- 宝飾企業勤務やPOSレジ開発の経験を経て、リブーンを創業。
- デジタル技術を活用した新収益モデルの構築を推進し、経済産業省「攻めのIT経営中小企業百選」に選定。
石丸 忠直 氏 (株式会社石丸文行堂 代表取締役社長)
- 慶応義塾大学卒業後、NTTデータや伊東屋を経て、石丸文行堂に入社。
- 創業140年を迎える老舗文房具店の5代目社長。
- コロナ禍にDX補助金を活用し、自社アプリを開発。顧客ロイヤリティ向上に取り組む。
内容
1.第一部: “DX”で新規事業を考えるワークショップ
1.DXの類型と本質
2.現代を工業時代の終盤戦と捉えるか、デジタル時代の黎明期と捉えるか
3.ワークショップ|一国一城の主としてどこを目指すか(ビジョン)
4.ワークショップ|ビジョン達成に向けてどうDX するか
2.第二部: 長崎県DX挑戦者たちの現在地
1.長崎県DX の概要
2.パネルディスカッション|挑戦者たちの成功と失敗
ー麺也オールウェイズ「業界初デジタル店舗への挑戦」
ーリブーン「オンラインクリーニング起点のサステナブルファッションへの挑戦」
ー石丸文行堂「 140 年続く老舗文房具店の DX による事業変革への挑戦」
3.パネルディスカッション|これからの挑戦者に向けて
会場の様子
【松江会場】
【益田会場】
まとめ
今回のセミナー・ワークショップは、新事業創出モデル伴走支援事業の公募開始にあたりキックオフイベントとして開催しました。
当日は、第一部として「デジタル技術」を活用した新事業創出やビジネスモデル変革を通じて次代の新たな収益源の獲得を目指すという本事業の目的に沿って、講師の大森氏よりセミナーいただきました。また、セミナー後のワークショップでは、自社の現状と理想、そのギャップ、ギャップを埋めるために打つべき対策を参加者の皆様に検討いただきました。
第二部では、実際に新事業創出やビジネスモデル変革に取り組んでいる長崎県の3事業者の方の取組み紹介をいただくとともに、挑戦中の取組みにおける成功や失敗談を語っていただきました。
参加者からは、「DXに取り組む意義や取り組んだ際のリアルな成功体験や失敗談などが聞けて想像できた」、「チャレンジに向けて背中を押してもらった」といった前向きな声が聞かれました。
しまねソフト研究開発センター(ITOC)では、島根県内企業の皆様の、新事業創出やビジネスモデル変革を通じて次代の新たな収益源の獲得を目指す取り組みを引き続き支援してまいります。
お問い合わせ先
公益財団法人しまね産業振興財団
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