SF作家・飛浩隆氏とともに未来を創造するSFプロトタイピング体験ワークショップ
2024年03月01日
SF(サイエンスフィクション)が持つ想像力を起点に、複雑かつ予測不能な現代において未来を飛躍的かつ鮮明に描く手法「SFプロトタイピング」を用いて、SF作家の飛浩隆氏とともに限りない未来を予見し、今すべきアクションを具体化するワークショップを開催します!
先行きが不透明で将来予測が困難な現代、生成AIの劇的な進化が大きな話題を呼んでいます。テクノロジーと人間の役割分担が大きく見直されるなか、これからの人材には顕在化した課題の解決や構造化された問題を解くのではなく、既成概念に囚われない柔軟で創造的な思考が求められています。
そこで、SF(サイエンスフィクション)が持つ想像力を起点に未来志向のアイデアや創造的な思考を生み出す手法「SFプロトタイピング」を学び、体験するワークショップを開催します。このワークショップでは、日本SF大賞をはじめ多数の受賞実績を有する島根県出身のSF作家・飛浩隆氏をお迎えし、オープンコラボレーションを通じてWeb・コンテンツ・コミュニケーション・空間などをデザインするクリエイティブ・カンパニーの株式会社ロフトワークのファシリテーションによって進行します。
今の常識を「変える」 のではなく未来の常識を「つくる」こと。従来の手法や組織を超えて、多様な人の発想で視野を広げられる貴重な機会です。皆様のご参加をお待ちしております。
開催日時
2024年3月17日(日) 13:30-18:00[開場:13:00]
開催場所
enun|縁雲 3階イベントスペース(島根県松江市西茶町40-1 ニューアーバンホテル3F)
- お車でお越しの方は、近隣駐車場をご利用ください。なお、近隣には、土日祝日に無料開放となる「おもてなし駐車場」がございます。
- おもてなし駐車場は、島根県庁や松江市役所の駐車場を無料で開放する制度です。原則、土日祝日の開放となりますが、所有者の都合により利用できない場合がありますこと、予めご容赦ください。
- 当日、松江市内は「まつえレディースハーフマラソン」の開催に伴い、会場周辺は交通規制による渋滞の発生や「おもてなし駐車場」が不足する可能性があります。ご留意の上、時間に余裕をもってお越しください。
参加対象
「島根県内IT企業・事業者にお勤めの方」または「島根県内にお住まいの方」で新規事業の開発又は既存事業の改善に取り組む方
こんな方におすすめです
- 創造的な思考を磨きたい方、課題や問題解決の視座を高めたい方
- 企業・ブランドのビジョンや中長期計画の策定に携わる方
- 自社製品・サービスの開発ロードマップ策定に携わる方
ワークショップで得られるもの
- 未来を創造するためのSF思考とマインドセット
- 未来の羅針盤となる具体的なアクションプラン
- 未来の価値創造や先端技術の活用のヒント
プログラム
イントロダクション
SFプロトタイピングは、企業のビジョン策定や製品・サービス開発に使われる手法・思考のプロセスの一つです。まずはSFプロトタイピングの概念と手法を説明するとともに、活用事例を通じてSFプロトタイピングが企業で取り入れられた背景やビジネスで応用される意義を解説いただきます。さらに、SF作家の飛浩隆氏とともに対話やコミュニケーションを通じて、SFの想像力と精緻な世界観の描写力を活かして未来の発想を広げていきます。
ワークショップ
SFプロトタイピングを実践するため、SFの想像力を用いた舞台背景や世界観を醸成して、実際に未来のビジョンを描いてSFショートストーリーを考案します。アイデアを物語として形にすることで、アイデアの段階では気付けなった『そのアイデアがもたらす社会の変化や、未来で生活する人たちの細かな感情や反応』に気付くことができます。なお、今回のワークショップでは、SFショートストーリーを考案するための道具として生成AIを活用するとともに、フレームワークを用いて描いた未来からバックキャストの思考で「いま、何をすべきか」のアクションを導き出すまでを体験いただきます。
タイムスケジュール
時間 | 内容 |
13:00-13:30 |
開場 |
13:30-14:30 |
オープニング / イントロダクション 『SFプロトタイピングの招待』 |
14:30-17:30 |
ワークショップ 『生成AIを活用したSFプロトタイピングの実践』 |
17:30-18:00 |
交流・ネットワーキング / 閉会 |
※タイムスケジュールは当日予告なく変更される場合があります。
講師
SF作家
SF作家 飛 浩隆 氏 |
1960年島根県生まれ。島根大学卒。第1回三省堂SFストーリーコンテスト入選。『象られた力』で第26回日本SF大賞、『自生の夢』で第38回同賞、ほか受賞多数。作家・批評家による年間ランキングで1位を4回獲得。著書に『グラン・ヴァカンス』『ラギッド・ガール』『零號琴』など。
ファシリテーション
株式会社ロフトワーク 小島 和人(ハモ) 氏 |
アート作品を作らないアーティスト「ハモニズム(作家名)」。通称「ハモさん」 建築施工管理、デザイナー、プランナー、アーティストという経歴をたどり、多様なものから着想を得て繋げることで先入観を取り除き、変化するためのプロジェクト設計を得意とする。 デザイン経営、サーキュラーデザイン、新規事業支援など幅広くプロデュースを手掛けるが、共通して「なにか新しいことをしたい」時に駆り出されるプロデューサー。口癖は「人の欲望と向き合う」。都市で暮らす事にこだわり、夏場は大阪市内の河川で40cmを超える黒鯛を数十匹釣り上げる。
株式会社ロフトワーク 山﨑 萌果 氏 |
大阪府出身。社会教育士。幼少期より教員を志し、教育について学ぶため大学では一年間フィンランドへ留学。子ども自身の関心や問いから始まる学びの大切さを感じ、卒業後は島根県益田市に移住。教育とまちづくりに関わるスタートアップベンチャーにて、教育魅力化コーディネーターとして3年間勤務する。探究学習の授業設計・中高生向けサードプレイスの運営などの教育事業から、移住促進・関係人口創出などまちづくり事業の企画運営まで幅広く従事。より多様な人達とプロジェクトを共創することに挑戦したいと、2023年5月ロフトワークに入社。好奇心を大切に「ジェネレーター」としてのあり方を探究中。大好物はサバの姿寿司。
参加費
無料
参加定員
15名(先着順)
申込方法
下記の参加申込フォームよりお申込みください。
申込締切
2024年3月15日(金)17:00まで
FAQ
『SFプロトタイピング』とは?
- SFプロトタイピングは、SFが持つ想像力を駆使して未来の科学技術や社会像を描き出す手法です。この手法は、既成概念に囚われずに発想を飛躍させるとともに、物語形式で表現することから具体的で解像度の高い未来像を描きやすい特徴があります。
- インテル社のブライアン・デイビッド・ジョンソン氏によって提唱され、ビジネスや社会の課題解決に向けて活用する動きが広がっています。近年では、国内の大手企業における新規事業創出や官公庁の政策検討で活用する事例が生まれています。
なぜ『SFプロトタイピング』が必要?
- この手法では、ビジネスに「もしも」という発想を取り入れることで、普段見落とされがちな新しい未来のアイデアが見えてきます。このアプローチは、従来の手法や思考パターンでは取りこぼしてしまっているかもしれない未来の可能性を探るのに役立ちます。
- 「あり得る未来」を想像し、その未来に到達するため(または避けるべき未来から遠ざかるため)に、現在からどう進むべきかを考えることで、新たなアイデアや解決策を見出すことができます。
持ち物(持参品)
- ノートパソコン:無線LAN(Wi-Fi)によるインターネット接続が可能であること。
※ノートパソコンをお持ちでない場合でも、ご参加いただけます。
注意事項
- 参加者や講師並びに主催者への迷惑行為、進行の妨げになる行為は、禁止いたします。
主催者による撮影
- 主催者および取材メディアにより本イベントの様子を「動画」および「静止画」で撮影します。
- 上記は、主催者によるイベント終了後の開催報告や広報物、取材メディアによるテレビ/新聞/雑誌/WEBなどに露出・掲載される場合がございます。掲載をご希望されない場合は、予めご連絡いただくか会場スタッフにお申し付けください。
参加者の皆様による撮影・録音
- 参加者の皆様には、本イベントにおける講演の「動画」および「静止画」の撮影、録音は禁止とさせていただきます。
- 参加者の皆様には、本イベントの様子を撮影した写真や映像/音声をインターネット上への公開を行う場合は、相手方または映り込んだ被写体の方などにその旨を確認(了承)のうえで行ってください。
個人情報の取扱について
個人情報については、以下の目的のみ利用します。なお、個人情報は主催者が取得及び管理し、以下(1)の目的で講師に書面又は電子データにて提供することがあります。
- 本イベントの実施にあたり、参加に必要な情報提供や当日受付に関する円滑な運営のため。
- 当財団が主催・共催するセミナー・イベント、各種助成金の情報提供のため。
- 当財団の事業評価に向けた属性情報の分析、属性把握に活用するため。
主催者情報
[主催]しまねソフト研究開発センター
[運営]株式会社ロフトワーク
お問合せ先
しまねソフト研究開発センター(担当:渡部)
Phone:0852-61-2225
Email:itoc@s-itoc.jp