mruby/c室内換気IoTシステム開発の共同研究
~ 新型コロナウイルス感染防止対策として有効な「換気」のタイミングを通知 ~
1.共同研究の内容
松江工業高等専門学校、株式会社テクノプロジェクト、しまねソフト研究開発センターは、小型センサデバイス向け開発言語「mruby/c」によるプログラムを人気マイコンESP32に実装することで、新型コロナウイルス感染防止対策として有効な「換気」のタイミングを通知する IoT システムの開発に向けた共同研究を開始いたしました。この共同研究を通して、IoTシステムを下支えするESP32のための mruby/c ライブラリの拡充を図るとともに、学校や企業現場での実証実験を通してシステムの有用性を検証する取り組みを行います。
2.研究開発の内容
- 温度・湿度センサおよび CO2センサから定期的にデータを取得し、それらのデータを観測時間と共にWi-Fi経由でLinuxサーバに送信するためのプログラムを作成する。
- データ集積用 Linux サーバにおいて、 集積されたデータを解析して換気のタイミングを判断し、 それをユーザに通知するためのプログラムを作成する。
- 換気のタイミングの際、LEDやブザーでユーザに知らせる機能をセンサデバイスに盛り込む。
- センサデバイスを学校の教室や会社のオフィスなどに設置し、実証試験を行う。換気タイミングを適切に判断できるか、そのタイミングをユーザに分かりやすく提供できるかなど検証を行う。
3.共同研究の実施体制
情報工学科 准教授 杉山 耕一朗
実践教育支援センター 技術長 川見 昌春
〃 技術専門職員 福島 志斗
新ビジネス推進室 室長 藤原 邦弘
〃 林 祐弥
専門研究員 東 裕人
4.共同研究の実施期間
令和2年6月~令和3年3月
お問い合わせ先
公益財団法人しまね産業振興財団 しまねソフト研究開発センター(ITOC) 担当:渡部、徳田
〒690-0826 島根県松江市学園南1丁目2−1くにびきメッセ西棟4F
TEL:0852-61-2225 FAX: 0852-61-3322 itoc@s-itoc.jp