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利用事例 mruby/c

農業分野での利用|水田の水管理システム

2016年夏、島根県雲南市で酒米栽培を行う株式会社フランジア・ジャパンと水田の水管理システム(環境・水センサーによるデータ収集と水門制御)をmruby/cで開発し、同社の圃場で利用しました。

水田の水管理システムの概要

水田の水管理システム構成イメージ 

成果

ITOC

  • 環境データ(気温、湿度、照度)を10分間隔で、水データ(水温、水位)を1時間間隔で収集し、サーバーへ送信。また、管理者の指示に基づき、水門の制御を実行。(mruby/cの正確性、実効性を確認)
  • C言語と比べて、短いステップ数で実装。※島根大学が比較検証の結果、mruby/cはC言語の約半分のステップ数で実装(開発生産性の高さを確認)

フランジア・ジャパン

  • センサーから送信される数値をPC等で遠隔から確認、栽培スケジュールに合わせて、水門を制御することで田んぼの水位を遠隔からコントロール。

今後の取組み

ITOC

  • フランジア・ジャパンの利用状況に応じて、mruby/cの改良や、センサーで必要となるプログラムの部品化(コンポーネント)に取り組む。
  • フランジア・ジャパンが自社製品化を目指す場合、その事業化を支援。

フランジア・ジャパン

  • 継続してフィールドで水管理システムを使用、更なる製品使用と品質を検証。
    自社製品化・外販の可能性を検討。

 

(平成29年3月現在)

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