RubyWorld Conference 2016でブース展示しました
2016年11月21日
平成28年11月3日~4日に開催された「RubyWorld Conference 2016」でITOCとしてブース展示しました。
ご存知の方も多いとは思いますが、RubyWorld Conference 2016 は、プログラミング言語Rubyに関する先進的な活用事例、最新の技術動向等の情報を松江市で聞くことが出来る有益な場です。これにより、Rubyの市場、ビジネス拡大を目指すことが目的になっています。
しまねソフト研究開発センター(ITOC)は、構成団体の一員としてはじめてブース出展させていただきました。
(公益財団しまね産業振興財団が開催実行委員会の構成団体)
ブース写真(横幅3m)
展示内容
ブース展示の内容は、研究開発を行っている「mruby/c」、機械学習の研究テーマで協力している「SciRuby」、ITOCの紹介を行いました。各内容のテーマは以下のとおりです。
■mruby/c
- ポスター展示(mruby/c紹介、フランジア社との共同実施内容紹介)
- チラシ配布(mruby/c、ET2016出展)
- デモボードの設置(mruby/cデモボード)
- エッジコンピューティングニーズ調査
・mruby/cやmruby、Rubyを使ってエッジコンピューティングで何が出来そうかのアイデア調査(付箋と模造紙)
・組込みGPUボード(Jetson TX1にmrubyを入れてある)を展示してエッジコンピューティングのイメージを紹介
■SciRuby
- ポスター展示(SciRuby紹介)
- チラシ類配布(SciRuby、Slackチーム案内カード)
- Rubyでのデータサイエンス興味調査(興味がある、やっている等の項目にシールを貼ってもらう)
■ITOC
- サイネージによりITOC全体紹介、取り組み紹介、イベント等の紹介
- ポスター展示(ITOC紹介)
- チラシ類配布(イノベーターズラボ第2,3回紹介、ITOC紹介、Facebookページ案内カード)
「エッジコンピューティングニーズ調査」「Rubyでのデータサイエンス興味調査」も何となく形にすることが出来ました。ご協力いただいた皆さまありがとうございました。
ブース来場者数は82名以上でした。正確にカウントしていませんが、「Rubyでのデータサイエンス興味調査」での貼付シール数が合計82でした。このことから82名以上はおいでいただいたのだと思います。1日当たり参加者数の約20%に来てもらった感じです(多いのか少ないのか比較対象がありませんが・・・)。
「エッジコンピューティングニーズ調査」(Rubyでエッジコンピューティングアイデアソン)の結果としては、20ほどのアイデアをいただけました。実現すると面白いと思うものがいくつもありました。
「自動操縦ヘリコプター」「工場データを一部秘匿してクラウドに上げる」「建物入口で性別認識」「熊や猪を見つけ、危険と知らせるロボットがあったらいい」「mruby/cと非力なマイコンデバイスを街中に配置し、通信遅延の少ないいわゆるエッジコンピューティングシステムを構築する」「身体の冷えと健康状態と寿命の関係」「人間死活監視」「買い物中に追いかけてくれるキャリア」「ランニング中のランナーの写真を顔やゼッケンナンバーで判別して素早く正確に写真を届ける」「バイオフィードバックを用いたアミューズメントへの商業利用」「手術状態に応じた反応」「開発チームのバイタルデータの推移でプロジェクトの炎上を予測、予防する」「アンケート収集する組込みシステム」「リアルタイムに渋滞情報を解析してリアルタイムに最適なルートを教えてくれるナビ」「顔認識から名刺画像を検索」「自動運転自動操縦」「建築現場向けのドローン制御に使えそう」「映像とドローンの高度・緯度・経度などを表示して情報力を高める」「Webサイト改ざん検知」「室温調整」
エッジコンピューティングニーズ調査 | Rubyでのデータサイエンス興味調査 |
ブース展示担当のふりかえりKPT
※KPTについては10月に開催したセミナー「KPTふりかえり体験」実施報告をご参照ください。
Keep
- 興味を持って聞いてくださる人が多かった。
- サイネージがあるだけで、何かやっているという感じが出せた。
- ポスター類をほぼ全部のブース壁に貼れたので、にぎやかに感じられた。
- 小さいながらアイデアソンが出来てよかった。
- エッジコンピューティングを知らない人が、9割以上(感覚ですが)だったことがわかった。
- Jetson(GPU組込みボード)があってエッジ側をイメージしてもらいやすかった。
- シールを貼る簡単さが良かった。
- シールを貼る作業は、データサイエンスに興味がある人へチラシを渡すきっかけとしてやりやすかった。
- 村田さんが講演でITOCブース紹介をしてくださったので(初日16時)、それ以降はSciRubyの説明が理解してもらいやすかった。
Problem
- アイデアソンのテーマであるエッジコンピューティングのことを知らない人が多く、書いてもらうのが難しかった。
- エッジコンピューティングの説明を何度もしなければならなかった。
- ブースの場所が寒かった。(後ろにある外に通じるシャッターが開く場合があったため)
- 間口が狭かったので、同時に応対出来る場所が少なかったかもしれない。
- 計画的に人の配置を行わなかったので、担当不在の際には説明が十分に出来なかったケースがあったと思われる。
Try
- 掲示物類は手書きよりも印刷してあった方が、キレイで良いと思う。
- アイデアソンのテーマについては簡単に説明できるようなツールを用意しておくべき。(説明文章の掲示等)
- エッジコンピューティングの認知度がわかったので、出展するET2016でどれだけの人が知っているのか比較してみたい。知っている人はもっと多いと思われる。
- 防寒具を用意する。
来年のRubyWorld Conference 2017に参加出来る場合は、上記のふりかえり項目を参考にしたいと思います。