ドローン利活用セミナー&操縦体験会 実施報告
2017年03月27日
平成29年2月28日(火)くにびきメッセにて、「ドローン利活用セミナー&操縦体験会」を開催しました。
本セミナーはITOCが地域未来投資の活性化のための基盤強化事業を活用して導入する機器の1つである産業用ドローンについて、その概要、課題や法律、島根県内での利用事例、今後の活用について広く紹介し、今後の利活用につなげることを目的として開催しました。
セミナーの内容
講演「ドローンの産業利用に向けて」
島根県ドローン協会代表の清原幹也氏に、ドローンの構造・原理などのお話から、現状の課題と対応策、事例等について講演いただきました。
県内産業利用事例の紹介
「建設現場でのUAV活用及び今後の展開」 株式会社中筋組 勝部継治様
UAV(無人小型飛行機)導入の経緯から測量や空撮など現状の活用状況について、また資材運搬や通信装置開発など今後取り組みについてお話いただきました。
「雲南農青連ドローン部隊の編成」 JAしまね雲南地区本部 石井隆弘様
病害虫の予防・駆除における課題として、人員確保・高齢化問題・コスト等が挙げられる中、その対応策としてドローンを導入し効果検証を行った成果をお話いただきました。
操縦体験会&実機展示
セミナーの後、会場をくにびきメッセ大展示場に移し、実際にドローンを飛行させる操縦体験会&実機展示を行いました。
所感
ドローンは、知名度は高いものの、実際に実機を見た、操縦したことがある方は非常に少ないということが参加者の皆さんとの会話で分かりました。
今回のセミナーには、100名を超える方の参加があったことから、ドローンに対する注目度の高さがうかがえました。
操縦体験の時間は短時間でしたが、実際にドローンに触れることはどのような場面で利用できるのか検討する際に重要であると感じました。今後もセミナーなどで、実機を展示したり、体験していただく機会を積極的につくりたいと考えています。
ドローンの利活用について
しまねソフト研究開発センターは、産業用ドローン2台を整備予定としています。
(経済産業省公募「地域新成長産業創出促進事業費補助金(地域未来投資の活性化のための基盤強化事業)」(詳細はこちら)を活用しています。)
ドローンをはじめ、IoT・AI関連機器を導入し、県内企業の皆様と活用することで新サービス・製品創出につなげることを目指しています。
活用を検討される事業者の方はITOCminiLabサイトをご覧ください。