開催報告「KAMIARI HACK #01」
2018年02月14日
概要
2018年1月20日(土)10:00-18:00、AJITOにて「KAMIARI HACK! #1」を開催しました。
これは、ITOCminiLab(アイトックミニラボ)で整備した最先端テクノロジーを有したデバイスに触れながら、「島根が盛り上がるサービス」をみんなで考えるイベントです。
会社員、経営者、学生など参加者29名が6チームに分かれ、各産業分野が抱える課題に対して、自由な発想でアイデアソンを行いました。
※アイデアソンとは、アイデアとマラソンを掛け合わせた造語で、多様なメンバーが集まり、特定のテーマに対し、アイデアを出し合うイベントです。
ファシリテーターの羽渕氏 | 会場の様子 |
内容
インプット
まず最初に、5名の課題ドナー(介護、医療、建築、農業、製造)から、現場で抱える課題をお話しいただきました。
講師の角氏 |
次に、今回講師をつとめていただいた株式会社フィラメント 角勝氏とメンター3名によるパネルディスカッションを通じ、参加者に対して、デバイス活用の考え方を説明し、発想のヒントをお伝えしました。
パネルディスカッションの様子 | メンター |
アイデアソン
各チーム、どの分野に取り組むか決めた後、アイデア出しスタート。
実現可能かどうかは二の次で、まずはとにかく数多くアイデアを出します。
その後は、アイデアを収束し論理的な発表ができるようまとめる作業です。チームで大いに盛り上がり、会場は熱気を帯びていました。
成果発表会
最後に、チーム別にアイデアソンで生み出したアイデアを全員の前で発表しました。中には寸劇を用いて発表するチームも。
審査員が選考する「最優秀賞」「フィラメント賞」「ITOC賞」と、参加者全員で投票する「オーディエンス賞」が選ばれ、授賞式を行いました。
各賞受賞チーム
<最優秀賞>
チーム名:めがねこころ
取り組んだ分野:介護
※オーディエンス賞とのW受賞
<フィラメント賞>
チーム名:こくとう
商品名:バーチャルリフォーム
取り組んだ分野:建築
<ITOC賞>
チーム名:5センサー
取り組んだ分野:製造
会場の様子・参加者の声
参加者からは、
「アイデアソン初参加だったが楽しかった。普段接点のない業種の方とアイデア出しを行うことができて良かった」
「どの分野も人手不足であることがわかった。ITでそれを解決できそうな可能性を感じた」
などの声が寄せられました。
また、この日はプロの方をお招きし、グラフィックレコーディングを行っていただきました。
「議論の全体像を俯瞰的に、図解で見ることができてすごい!」など、参加者から驚きの声が。
行き詰った時にそれを見て振り返るなど、アイデア出しに役立った様子でした。
※グラフィックレコーディングとは、議論の様子を図や絵を使ってリアルタイムに可視化する手法です。
参加者同士の交流 | グラフィックレコーディング |
開催を通じて
今回は、各分野の課題解決に向け、多様なメンバーが集い、アイデアを出し合う場となりました。ITOCでは、今後もこうした機会を創出し、アイデアの実現に向け取り組もうとする企業等があれば、支援させていただく予定です。