名称: | ファブラボ鎌倉 |
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場所: | 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-10-6 結の蔵 壱号室 |
URL: | http://www.fablabkamakura.com/ |
※本ページに掲載されているのは、2016年8月時点の情報となります。
ファブラボのコンセプトは『ほぼなんでもつくる』という考えであり、だとすれば新しい仕事も作れるのではないか、もっと身近な仕事を作り、暮らしながら仕事をするような新しい生き方が実現できるのではと代表の渡辺ゆうか氏が考え、慶應義塾大学の田中浩也氏とともに国内最初のファブラボを立ち上げた
幅広い年齢層で、バックグラウンドも様々であるが、曜日によって傾向がある。
例. 週末は、中学生、会社員、革職人の方、平日はリタイアしたエンジニアの方が多い。
[ファブラボ入門講座]
ファブラボ/ファブラボ鎌倉の活動の説明、機材のデモ。
費用:1人あたり2,000円
[朝ファブ]
毎週月曜の朝に、ラボの掃除等メンテナンスに協力した方が無料で機材の利用が可能。
費用:無料
[3Dモデリング講習会]
3Dプリンタや3Dデータを作成するためのモデリング技術についての基礎的なスキルの体験。
費用:1人あたり3,500円
[FAB 基礎講座]
3Dプリンタ、レーザーカッターなどのデジタル制御された工作機械の基本操作など初心者のためのFAB入門プログラム。
費用:1人あたり85,000円 (テキスト/ 教材費 / デジタル工作機械使用料含む)
[FAB ACADEMY]
FAB ACADEMY※のホストをしており、受講することができる。
※http://fabacademyjapan.org/
ファブラボが誕生する契機となったMIT(マサチューセッツ工科大学)のニール・ガーシェンフェルド教授による「(ほぼ)なんでもつくる方法」という講座。ボストンと50ヶ国600カ所以上の世界のファブラボがリアルタイムでつながり、19週間のカリキュラムで実施される。
FAB ACADEMYの受講料は1人あたり5,000USD
周辺地域の中では、スキルアップにフォーカスした役割を担う。
導入や周知はFabCafe、プロダクトやマーケットを意識するのはテックショップやメイカースペースなど。その橋渡しとなるように、共同でイベントを開催するなどしている。
また、福岡雙葉学園(スーパーグローバル認定校)のアドバイザーを務めており、夏の研修、台湾にある校内にファブラボをもつ高校(新北市立中和高級高校)との橋渡し役をするなど国内外の教育機関との連携がある。
さらに、2015年12月には慶應義塾大学ソーシャル・ファブリケーション・ラボ、スタンフォード大学と協働して、FabLearn Asia 2015※ の実施。
※http://www.fablearnasia.org/
代表の渡辺ゆうか氏は経営、外部とのコラボレーションを中心に行う。
多摩美術大学の環境デザイン学科を卒業した後、都市計画事務所やデザイン事務所で働いた後、2010年に『世界を変えるデザイン展』で慶應義塾大学の田中浩也氏と出会い、そこからファブラボ鎌倉の立ち上げに参画。スタッフの経歴と役割は以下。
複数の収益の形を持っていないと、持続可能とならない。また、ファブラボは地方にいくほど利用料が安価または無料となりがちの現状がある。ファブラボ鎌倉は自主企画やオンライン講座など様々に展開しているが、鎌倉の値段を基準にして、そこをスタンダードにしていきたい
収益にどう結びつけるかは常に課題。収益化は難しいがファブラボ鎌倉として取り組むべきこともあり、そこのバランスは常に話し合っている
鎌倉という土地柄、ファブラボの関係者はアカデミックな人が多く、先端の研究や事例に携わりやすい。一方で、社会的な土壌や理解はまだ十分では無い。そこの間を埋めて、ビジネスやマーケットを意識しながら、スケールしていける大きな枠組みづくりを模索することを大きなミッションとしていた。
インフラとしてのデジタルファブリケーション、インフラとしてのファブラボネットワークという目線で試行錯誤されており、そこは他のファブ施設にはない大きな特徴であると同時に、そこから得られる知見は特に貴重であると感じた。
また、松江市の場合、Ruby City Matsueプロジェクトによって産だけでなく学や官においてもソフトウェアに対するリテラシーが高い。そのようなソフトウェア先進地にファブの要素が交わることに対して大きな可能性を感じるという意見にとても共感した。
(2016年8月現在)