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【技術レポート】Raspberry Piを安定運用させる

2023年10月18日

しまねソフト研究開発センターでは、IoT分野における先端技術支援や研究活動の一環として、Raspberry Piを安定運用させる方法についてレポートを公開します。

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しまねソフト研究開発センター(以降「ITOC」)では、IoT分野における先端技術支援や研究開発を通じて、島根県内企業の新たな製品・サービス創出支援に取り組んでいます。その取り組みの一環として、ITOCでIoT分野に関する共同研究や相談対応を行う東専門研究員によって、産業用途で活用が進むRaspberry Piで安定運用するための方法と技術検証の結果を取りまとめたレポートを公開します。

レポートの目的

  • 本レポートは、Raspberry Piの安定稼働を大きく左右するフラッシュメモリの特性に沿った利用方法の研究を主とする各種の実験・検証を行うとともに、クラウド上のデータをエッジデバイスがデータ処理を行うデジタルサイネージIoTシステムの稼働を通じて、Raspberry Piの処理性能や動作安定性を評価・可用性を検証することを目的としています。
  • そして、Raspberry Piを安定運用させる方法について、本レポートを公開することで、Raspberry Piの産業用途での活用を検討している企業の方、開発担当者にとっての一助となれば幸いです。

Raspberry Piとは?

Raspberry Pi(ラズベリーパイ)は、2012年にイギリスのラズベリーパイ財団によって、教育目的で開発されたシングルボード・コンピュータです。様々な電子部品を接続することが可能で、教育用途から産業用途まで幅広く利用され、IoT開発を手軽にできるデバイスとして注目を集めています。

レポートの背景

  • 教育用シングルボードコンピュータであるRaspberry Piですが、産業用途でも活用する企業が増えており、Raspberry Pi財団によると2018年6月時点で月産台数の60%が産業用途で活用されていると公表しています。
  • 一方、ITOCでも専門研究員によるIT技術相談会を毎月開催しておりますが、島根県内企業の皆様よりRaspberry Piの産業用途での活用相談が近年増加してきております。その際「すぐに壊れないのか?」「可用性に問題ないか?」といったRaspberry Piの動作安定性に関する相談が多く寄せられています。
  • 今後においても、Raspberry Piの産業用途で活用する企業は多く見込まれること、そして同様の不安や課題に直面すると予想されます。

レポートの狙い

本レポートでは、できるだけ簡易かつ再現可能な方法でRaspberry Pi OSや稼働させるソフトウェアの設定などの工夫やアプローチを紹介します。これにより、Raspberry Piの安定運用を実現することで、島根県内企業の皆様における産業用途での活用をサポートします。

レポートの公開先

東専門研究員によって、エンジニアに関する知識を記録・共有するためのエンジニアコミュニティサービスである「Qiita」にて詳細なレポートを公開しています。

公開レポートはこちら (※外部リンク「Qiita」へ移動します)

お問合せ先

本レポートに関するお問合せ、またはIoT分野の製品・サービス開発における技術相談がございましたら、以下のお問合せ先へご連絡下さい。


公益財団法人しまね産業振興財団
しまねソフト研究開発センター
Phone:0852-61-2225
Email:itoc@s-itoc.jp
担当:渡部

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